故郷の家で寝ていたら、明け方、布団の足元を猫が通る。少し間をおいて羊が通る。ほかにも何か通る。
隣の布団で寝ていた家族に聞くと、ふだん使っていない向かいの部屋に複数の動物が住んでいて、自分の食料を確保するために出かけるらしい。
うちの周りに羊のくいものなんてあったかなあと思って窓を開けると、記憶にあるよりだいぶ多い緑地が朝の日差しに輝いている。これなら羊の食料もあるか。
緑地を確認するため外に出ると、やたら背の高い鳥居を備えた神社(社も背が高い)が点在する田園地帯にいた。神社に詳しいというハイカーが隣にいて「このあたりの鳥居はこうなんですよ」と解説してくれる。いくつか鳥居を見たあと、そのハイカーのご実家に案内される。平屋の和風建築豪邸の一室、仏壇かなにかに向かって設置された大きなテーブルに食事が用意してある。ふすまの向こうにはご家族もいらっしゃる気配だ。「自分の実家でめし食う予定だったが、少しならまた食べられるだろう」と考え、白い飯をいただき、退出。
田園地帯から、古い商家が並ぶ町並みへ。居酒屋というか、食堂というか、そのような店に入る。見知らぬ人のグループがいるテーブルに相席で座ると、相席の人たちが頼んでくれたのか、鶏肉やらなにやらが出てきた。
気づくと隣のテーブルに母がいる。それなら自宅でめし食うこともないかと、目の前の料理を食べる。母に声をかけると、どうやらこの店にいるのは不本意らしい。
退出することにして、精算してもらうと、8000円という。高すぎる。内訳のいちばん上に「カワウ4000円」とある。あの鶏肉はカワウだったのか。適正価格はわからんが、テーブルで取り分けたので、全部は食っていないぞ。ほかにもそんなのが並んでいる。
抗議する。店のおばちゃんに「カワウは手に入りにくい。店を潰す気か」などとなじられる。断固払わない。退出すると、外は暗い。店から追手の巨漢が現われる。どうやったのか、相手の顔面を掴み、そのままひきずりながら実家に向かうところで覚醒。
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