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今日の夢のことを語る

仕事の取材のため、相棒と2人、郊外にある2階建てのショッピングモールにいる。開店時間内で通っているのだが、すでに3日か4日は経過しているのに、仕事は遅々として進まない。
ときおり気分転換にモール内を歩き回る。トイレの前でベビーカーに子供を乗せた旧知の女性と久しぶりに再会し、なぜか子守を引き受け、女性が戻ってくる前に通りかかった別の知り合いに子守を引き継ぎ、持ち場に戻ると、相棒がいない。ああこの仕事終わったというか終わらんというか。
閉店を告げる音楽が流れると同時にエスカレーターが止まり、乗っていた客が騷ぎだす。私は相棒を探しているうちに大きなガラス戸の出口に着く。
ガラス戸の向こうは薄暗く、ミストかザ・フォッグかというような濃い霧だ。外に出ると少し視界が回復し、ぼんやりした視界ながらも、ショッピングモールの隣は畑で、100メートルほど先から背の高い針葉樹林が始まっているのがわかった。
目の前に、ムクドリ大の鳥が飛んできた。見たことのある鳥だが、目のまわりの色が知っている鳥と違う。異常気象で迷い込んできたのか。
店内に置いてきた一眼のカメラを取りに戻るか迷ったが、結局手元のコンパクトカメラを鳥に向ける。鳥がこちらに向かって飛んでくる。のけぞって交わすと、鳥はガラス戸のあたりでホバリングしている。この鳥こんな動きしたんだっけな。
畑のほうで大きなものが動く気配があたので目をやると、霧の中に浮かぶ黒い体、白い尾羽、黄色い嘴の巨大な鳥が2羽。オオワシじゃあないか。飼育されているのを除けば、安定的に見られるのは冬の道東くらいだろう。一眼取りにいけばよかった。しかしなんでこんなところに。いや、ここはどこなんだ。しかもあいつ尾羽が数本ひょろっと長くなっている。変だなあ。

というところで覚醒。
思い返してみればオオワシと思ったやつは頭部が白かった気がするので、ハクトウワシだったのか?