何らかの理由で、どちらかといえば逃避行の気配の移動を繰り返し、おそらく高校の校舎にたどり着く。
いったん校舎から出てみると、左手の上空から煙の塊が校舎の谷間に沿うようにまっすぐこちらへ向かって近づいてくる。
危険を感じつつ見ていると、「撃墜されたヘリコプターだ」という声が上がる。妙につやつやしたCGのような質感の軍用ヘリコプターが、機種を下げ、ローター側をこちらに向けた姿勢で、煙を吐きながら頭上を通過した。
「もう一機落ちてくる、こっちのほうがでかい」と聞こえてくる。ぶつかったらひとたまりもないよなあと考えつつ、さっき出てきた校舎に避難する。階段を上がって3階に着くまでに、2機目のヘリコプターは校舎の上空を通り過ぎたようだ。
3階の教室は窓に暗幕がかけられ、学生服の連中が数名、本物だかエアガンだかわからんが、自動小銃を持って、暗幕の隙間から校舎前の通路を覗いている。
私もそれにならうと、どえやら西洋の軍隊がトレーラーでやってきて、落下したヘリコプター(意外にも原型を留めていた)の小さい方を、すでに回収されてトレーラーに積まれていた大きい方の背に積み重ねるところだった。
夢今日の夢のことを語る