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オリジナル小説のことを語る

すでに運営への強い影響力を持つようになっていたスパマーであったが、露骨に影響力を見せつけるよりも、運営の迷走ぶりを印象づける作戦をとった。
スパマーから以下のような意見書を受け取った運営は、そのとおりの機能を実装する。
「見るだけ見て、何らサーヴィスに還元しないユーザーの過剰なアクセスを禁じるのが良いでしょう。逆に、ていうか、連投はサーヴィス活性化につながりすぎますし、美しい国日本、自分たちの絶対に負けられない小悪魔的戦いなんでね、規制するべきではありません」

一方、人柱(人力アンテナ)と化した反スパマーの生き残りは、通報されたアカウントを手作業で削除していった。しかしスパマーは即座にアカウントを再取得する。
いちど作成されたアカウントは二度と使えないシステムにあって、idに使える文字70種×20桁―およそ8澗の組み合わせが尽きようとしており、運営はこれを絶好の宣伝になると考え、ギネスブックに申請した。