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オリジナル小説のことを語る

勢力を拡大したスパムは圧倒的で、かつてのように非スパマーが気兼ねなく活動できる時間帯は運営スタッフの勤務時間に限られるようになった。夜間や休日のハイクはスパマーの支配下に置かれる。アンテナページという通信手段も崩壊寸前となり、反撃手段の通報が効果を発揮するまでにはタイムラグがある。非スパマーは、年末年始の連休到来を恐れながら、休日や夜間はただ耐えることしかできなかった。
これまでに見つかったスパマーの知能や運動能力、攻撃性は低いものだったが、何度も通報され消されたアカウントは、少し名前を変えて蘇るのだった。