小さな島々をめぐる旅行をしている。温泉あり、展望地ありで楽しい。古い付き合いの知人の庭先を通ったりしながら本土に戻る。港には旅客鉄道もあり、車内に備え付けられた表書きと一緒に不要な紙ごみを置いておくと回収してくれるらしい。島々を含めた一帯では、人の生死に関わる不穏な事件が起きているようで、地元有志と総勢10名ほどで本土の港を調べに行く。今は使われていないコンクリートの地上3階、地下複数階の建物に入って手がかりを探す。これといったものは見つからないが、建物の奥で折り返してからは、一人また一人と消えていく。外に出て集落に戻る。畑より2メートルほど高くなっている土手に差し掛かったとき、地元の若手が長老格に聞く。
「○○さんはいまどうなっているのか」
「○○とは誰だ」
「忘れたのか、某所で行き倒れているのが見つかった○○さんだ」
「ああ、○○はお前が立っている畑の土手の斜面に埋めたよ」
夢今日の夢のことを語る