良く言えば荒俣宏風味の外見のおっさんは目の前の席に座って膝の上に週刊少年マガジンを広げているが、230ページで10分ほど停止していた。目を覚まして数ページ進んだのち、しおり代わりであろう、そのとき開いていたページの左上角を三角に折り返して綴じ、ビズネスバッグに収納した。ほどなく停止した駅で降りていった。
電車内にてのことを語る
良く言えば荒俣宏風味の外見のおっさんは目の前の席に座って膝の上に週刊少年マガジンを広げているが、230ページで10分ほど停止していた。目を覚まして数ページ進んだのち、しおり代わりであろう、そのとき開いていたページの左上角を三角に折り返して綴じ、ビズネスバッグに収納した。ほどなく停止した駅で降りていった。