久しぶりにスティーブン・キングの白石朗による翻訳文を読んで、ああそうだこの「言っておけば」(俺なら「言っておくが」「実際のところ」などととしそうなところ)が出てくる(言っておけば、わりと頻繁に出てくる)とちょっとむず痒くて嬉しくなるのだが、キング作品のピラミッドたるITの翻訳は浅羽莢子で、ビルの吃音矯正用の文言はたしか「彼はぐいぐいと柱を押し幽霊が見えるとしつこく言い張る」だったと思うのだが、これが昨年公開の映画の字幕だと、しつこく言い張るに相当する箇所が「断言する」になっていて、ずいぶん簡単な印象を受けた。
それからわたくしが散髪屋のサインポールを好んで「くるくる棒」と呼ぶのはキング作品の翻訳由来だと思うのですがITかなニードフルシングスかなあっニードフルシングスは芝山幹郎訳だったのか
思い出したのことを語る