昭和40年11月27日付、参議院日韓条約等特別委員会議事録より、
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○森元治郎君 それは請求権の問題だって、初めからわがほうには個人の財産権はないんだと了解したが、しかし、交渉技術上、三十二年ごろまであるあると言ってやったわけですね。こういう外交交渉に対する態度がふまじめなのか、本気なのか、これはもうわからないと思うんです。財産請求権だってそうでしょう。国民にああいうふうに個人請求権があるかのように教えといて、アメリカの口上書が発表された機会に、作戦上やったんだから引っこめて、それからはないことにして話を進めていった。こういうことがもうすべてにあるんですね。…
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日本という国のことを語る