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florentine(磯崎愛)のことを語る

口頭試問で担当教官に恥をかかせまくった思い出が、昨日のように蘇りました(苦笑)。
わたしは西洋美術史のゼミに在籍していたのですが、大変厳しいところで他のひとは転ゼミしてしまい、そのうわさが広まり翌年は誰も入らず、ゼミ自体が教官と一対一で、贅沢といえば贅沢ですが毎回なみだ目になってました。きつかったけど、おっしゃるように、とてもいい経験でもありました。
今は卒論を書かなくてもいいなんて話を小耳に挟むこともあり、もったいないなあと思います。

表現が精神のストリップというおはなしは、まさにと首肯するばかりで、いきおい地面にそのまま倒れそうになりますね。
そしてまた、わが身をかえりみますと、裸身になる分だけ守りもなく傷つくことも多いですが、見せる愉悦・見られる愉悦も大きいのかもしれません。

明治・大正の文学者だけでなく、現代の小説家も翻訳をしますよね。名文の著者ほど外国語に堪能と思います。
興味深く、また翻訳の現場での貴重なおはなしをどうもありがとうございます。
お聞かせくださってたいそう嬉しいです。