id:florentine
連載小説更新しました!のことを語る

『夢のように、おりてくるもの』 第二部 「階梯と車輪」 10
http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-602.html
 
黒髪君が夢使いであることの意味って、いったい何なんだろうな、と作者のわたしがいちばん考えていたりする。たぶん、黒髪君本人を別にして。
まあべつに「意味」なんてナイんですが。それでも、小説内においてはアルのですよ、たぶん(たぶんってヒドイ
「視界」と夢使いの関係はむしろ率直過ぎるくらいに結びついている。けど、ひとびとはそれをいま、忘れ去っている。もしくは忘れてもいられるようになってしまった。
黒髪君が、英雄やトリックスター、そういった特別な存在であるとは思ってない(たぶん)。だから、そういう描き方を選んではいない。
それでも、彼には彼の「何か」がある。
少なくとも、茶髪君や委員長や店長そのほかには。
そういうものが、そこに流れ、漂い、なんらかの軌跡を残していてくれればと願っている。
作者的に、ここがしょっぱなの「山場」でしたもので、さあてこれで次からぐいぐい追い上げていくぜ、みたいなキモチです。
どうぞよろしく☆