id:florentine
id:mimipannのことを語る

こんばんは。
なんというか、その、お望みのようですから忌憚なく申し上げますが、
「愚かなのはつねに」わたし以外のだれか、と思ったことは残念ながら生まれてこのかた一度もありませんが(思えたらいいと願ったことはありますよ、でもそう思ってたら「頭よくなりたい」とか呟きません)、
ぱんのみみさんは、「ばか」だと思います。はい。
ほんともう、こんなこと書くとハイカーさんたちに嫌われちゃうかもしれませんし(わたしは小心者なんです! ほんとにflorentineという一個人としては嫌われたくないんです!!)、「ひとにばかっていったひとがばか」タグとかつけられちゃいそうで心臓がチョット嫌な感じに脈打ちますが(それはそれでわたしもこれで一人前のはてなーになったなあって感慨ひとしおでタノシイかもしれませんけどね、まあはてなーになってどうたらってことに意味があるかどうかという問題はさておき)、でも、書いときます。ええ。お望みのようなので。
あらためて、じぶんは性格が悪いと思うのはなかなか愉快な気分です。こういうことを書くとまた「茶化し」ていると罵られるのでしょうが、どうぞお好きなだけなさってくださってけっこうです。
それはともかく。
わたしは前回の最後に「神経質になる」し「ご寛恕いただければ幸いです」と書きました。
それはもう「これ以上、性的なはなしを(ハイクとはいえ)公けの場でするのはキツイので許してください」という意味です。
ハイクはお気に入りにしてくれてる方しか基本的にはご覧にならないでしょうし、わたしはここが一番リラックスできる場所です。正直、ようやく辿りついた、いままでの人生でもっとも気楽にしていられるところだと思っています。そこでさえ、じぶんから口にするならともかく、他者からの求めに応じて性的な話題を口にするのはけっこう大変なことです。
わたしは、「R18作品を書き、かつオフラインで活動している」と配慮を求めました。誓ってお断りいたしますが、べつに前回のイベントで嫌な目にあったわけではありません。むしろ、「セクハラしてごめんなさい」と思いながら配りました。ただし紙媒体ですし冒頭に性的なはなしであることは提示してあるので、読みたくないひとはそこですぐさまやめることが可能です。ショッキングな単語を用いたわけではありません。嫌なものを無理やり読んでしまうといったことのないよう、わたしなりに最大限の配慮はしております。
虚構ではなく、自身のリアルな体験として性的なはなしをするのは、妙齢のナイスバディな美女でもない、つまり「世間」でいうところの性的魅力溢れる女性ではないわたしではありますが、であるからこそ余計(と感じることもあるくらい)、厄介です。
ぱんのみみさんは、「知識は共有すべき」とおっしゃり「議論すべき」と持ちかけられますが、すみません、わたしの心身の安全なり安心なりといったものは、そこに確保されておりますでしょうか? 知識の共有や議論をするのなら、わたしは自らの体験経験を語らないではすみません。それが説得力だか説明責任だか何だかとして認識され得るのでしょうし、わたしも話すとなったらそうしないといけないとは思います。けれど、もしも、もしもですが、「あのひと性的なはなしをはてなでしてたよー。リアルでカクカクシカジカの目にあった被害者だって(わたしは「彼女たちはわたしだ」と告白しました)」という囁きがなされたらイヤだ怖いと思うわたしの不安はぱんのみみさんには届いてないように思われます。お気づきかどうかわかりませんが、わたしのブクマは、どうしても読んでもらいたいという内容のもの以外、性的な話題についてツイッターには飛ばないように気をつけています。その程度には、わたしはわたしで何かあると怖い、と神経質に身構えているのです。
だというのに、「嫌なことは嫌だって言える雰囲気」というのは、この対話のどこにあるのでしょうか? わたしは「ご寛恕」を願いました。
けれど、「冷笑で、辛いことをつらいと仰る方が口ごもったらどうする」と、架空の、いまだその存在が確認されていない見知らぬ他者の気持ちは配慮され、目の前にいる、こうして互いに知らない仲ではないわたしの「嫌だ」はないものにされていると、わたしは感じます。
わたしが取り乱したり泣き崩れたりしていないから、でしょうか? ひとを「茶化し」た人間はその「覚悟」があるんだろう? ということですか? そうではない、でしょう。ぱんのみみさんは、そういうひとではないでしょう。そういうひとなら、こちらもいくらでもやりようがあるのです。でも、そうじゃない。
それから、わたしが誤解されないようご心配してくださっておいでのようですが、そのお気持ちだけはありがたく頂戴いたします。けれど、わたしの発言の責めをぱんのみみさんが負う必要もないし、その義務も、はたまた権利もありません。わたしのものです。勝手に奪わないでください。くりかえしますが、わたしはわたしのやり方を貫きます。
さて、
もうずいぶんと前のことになりますが、西行さんについてここでふたりで話したことがありますね。お互いの西行像はけっして重ならなかったように記憶していますが、あれを読んだかたはみなさん楽しんでくださったのではないでしょうか? と、勝手に思っております。わたしとぱんのみみさんの「普段どんなコミュニケーション」は、それなりに互いへの「理解」があり、意見が違おうとも楽しく語り合えていたと、わたしは感じます。
そしてまた、ぱんのみみさんのいう「私は嫌なんですよ。人様を傷つけるのは。気がつかずに人様を傷つけて、あとで後悔するのはとっても嫌なんです」がこころからの本心だと思うからこそ、わたしはたいそう困惑するのです。この事態に。
ひとを傷つけてはいけないと思い、こころの底からそう願っている方が、そしてまた「知識」としてフェミニズム等についてご興味のある方が、ある方の「聞く側の態度の問題」にも星をつけていらっしゃっているのに、さらに、おそらくはセクハラと何か「教育」されておいでの方が、婉曲な表現(?)とはいえ「ノー」を発したはずのわたしに、「説明に応じるべき」と迫るのです。
善意のひと、わたしを心配してくれているひとが、わたしをズルイといい「べき」とくりかえすわけです。
これで、わたしが「教育」や「知識」や何かを、頼りにすることが出来るでしょうか? 質問におこたえいたしますが、知識が共有されれば被害者が減るかもれいない、をわたしはとうてい信じられません。
それよりも、どうして少女たちはそういう少年だか男性だかと関係してしまうのか。くりけしてしまうのか。そのことを問いたいです。そして、それを問う小説を書いているつもりです。
とはいえ何度でもいいますが、わたしはほんとうに「茶化し」ているつもりはありません。「エロい」と書くのも「かわいこぶりたいの?」と問うのも、「伝統なのに」「信じてもらえない」と嘆くのも、それがわたしの「ながいながい日常」だからです。そういう日々の体験がくりかえされるなかで、ああやって抵抗する以外、わたしにほかにどんな方法がとれるんですか? 
ぱんのみみさんが望む、「ちゃんとした言葉」は、小説で書いています。そう、おこたえすればいいですか? 
重ねて申し上げますが、わたしの人生、こんなんばっかりです。
いやもう、ほんとに!
「あなたが心配だから」「こうしたほうがいいから」「あなたはそれができるから」「清く・正しく・女性らしくあれ」。
つけくわえましょうか? 
「誠実であれ」「卑怯はするな」「のうのうとするな」。
もう、みんな、
そんなにわたしのこと好きじゃなくていいから(笑)。
と、
ここでこうして「勘違いオンナ」な発言をするように出来るようになるまで、何年も何年もかかりました。ご承知のように、わたしは引きこもりました。いまもけっこうなヒッキーです。わたしが家にひとりでいるとき、ひとのことば(日本語)が聴けるのは、うささんの朗読の声だけです。うささんの声なら、安心して、聴けるからです。もうそのくらい、ひとさまからどうこう言われるのがキツイのです。それは「支配」だからです。もうそういうプレイだと思うとけっこう愉しめますが、こうした「開き直り」(オイディプス王ならかっこいいじゃんと思いましたがね)に至るまでどれだけわたしが泣いたか、昨日だって今だって泣いたことか、と書いて、
まあべつに、それはいいやって思ったりもするんですけどね。
ここで一周まわって、だから、「小説かいてる」につながるんですよ。わたしのなかでは。
すみません。
カンバンについて、お気にかけてくださった方へ。ごめんなさい。これ、たしかにおろしたほうがいいし、それに「理」があるとは思っているんですが、でも、おろしたら、しゃべれなくなりそうで怖いです。すみません。
でも、ものすごく、嬉しかったです。見守ってくれてると思えたし、ほんとうに気が楽になりました。
昨夜から今にいたるまで、はてなーのみなさんには頭をさげてまわりたい気持ちでいっぱいです。深くふかく感謝してます。どうもありがとうございます。
そしてむろん、ぱんのみみさんも、こういうひとでもよければ、今後ともお付き合いしてくだされば幸いです。
まあ、「ばか」とか言っといて、なんて都合のいいことを、てな感じですが。でもまあこれははてなっぽくて、わたし個人としては、悪くないんじゃないかなと思ったりするのですが、さすがにお馬鹿っぽいですかしらね?
そんなわけで、
おしまいに、ぱんのみみさんが「お文学様」と馬鹿にしてくださったオブンガクから、わたしの愛するパスカル・キニャールを引きましょう。
  
「人は自分の言っていることがわからない、人は自分のしていることがわからない」『アルブキウス』より
 
では、今夜の更新準備時間があやしくなってきたので、ここで終わります。すみませんが、わたしにとってはこれが今もっとも大事なことなのです。
では、失礼します。おやすみなさい。