薔薇の棘【全年齢・にゅーうえーぶ・短編連作シリーズ・連載中】
http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-565.html
　
・愛が試されるとき、または「君は、パラテクストを読むか？　３」
http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-569.html
　
昨夜、更新してます。
　
「……まあ、ひとそれぞれだからね。でも、ひとそれぞれって言えるためにはやっぱり、読書が手っ取り早いよね。過去も未来も行き来自由、時間も距離も、なんだって越えられる」
　
ひとそれぞれ、って言葉の重みをこのヒロインがどれほど受け止めているかは謎だけど（いや、わたしという「作者」はそれなりにちゃんと量ってますが　笑）。
わたしが、わたしというワガママなひとが、人生のごく早い時期に「本」を読むことで「他者」というワケワカンナイもの（また同時に己という、これまた手に負えないもの）をそうそうに見つけ得たことは、まさしく僥倖であったと思う。まあしかし、そういうものがあると知っても、それとどう相対すればいいのかというのは別問題なのであるが。