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『歓びの野は死の色す』つれづれのことを語る

今日はこちらを!

>「ぼくはエリゼ派の神殿の前で拾われたのです。さきほど通り過ぎたあの捨て子置き場は都市部の裕福な女神の神殿にしかありません。

ここで何度かぼやいてると思うのですが、庶民かくのむずかしいんですよ、資料がなくて!
ルネサンス期は商人の覚書・日記等があるのでまあどうにかなるところもあるんですが、それにしたって貴族や大商人たちの生活かくほうが楽です、ええ 
だって、当時の歴史家たちが色々書き残してるし、イベント尽くしだから映えるし
ただ、それだけだとやっぱりおはなしに厚みやら深みやらなにやらが欠けるともうしましょうか、いえ、わたし、キラキラしたものが大好きなので宮殿での舞踏会とか馬上槍試合とか書きたくてたまりませんけど、でも、そこ盛り上がりどころだから! ずっとそれだと面白くないから! てわけで、当時の一次資料をすらすら読んで自分で解読するだけの力量はまったくないので、こういう本があるとヒッジョーに助かります

高橋友子『路地裏のルネサンス―花の都のしたたかな庶民たち』 (中公新書)
同上『捨児たちのルネッサンス―15世紀イタリアの捨児養育院と都市・農村』(名古屋大学出版局)

あ、そうだ
名古屋大学出版局さんの本はルネサンス関連とても充実してるので、HPこちら →http://www.unp.or.jp/
もちろん、アンテナはいってまするよん♪(東大と法政と東北大と京大も入れてます、他もおすすめあれば教えていただきたくv)