『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 12
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黒髪君語り
下手をしなくとも誤解を招きそうなことばなので用心しいしい言うのですが(なので、ご容赦願います)、ある種のタイプのひとが「モテる」「言い寄られやすい」というのは魅力がある云々でなく、ひっきょう隙があるからだとおもっていて、これを突き進めると「落ち度論」みたいなよろしくない、恐ろしい結論に到達しそうで遺憾ではありますが、しかし、世のなか弱いものが屠られるのはあるふれた、たいそう日常的なことでして、どうしたらいいのかわからない
黒髪君がヤヴァいひとたちにモテるのはこのひとのガードが甘すぎるからだとおもってます
つまり、つけいる隙を与えまくってるわけでして、このへん、ひとによっては黒髪君の「善良さ」であるともいえなくはないので非常に難しいところなんですが……(逆にこのひとから、そういう、悪く言えばお間抜けないいひと部分をとっぱらったら、夢使いの異能だけはムチャクチャ高いから、すんごい超人で自分勝手なだけなひとになるとおもうしな、まさにヴぇいだー卿というのかしら、ああいうかんじ)
かといって、弱くて血の巡りの悪いひとがしかし、誰かを傷つけないでいられる人間であるかというとぜんぜんそうじゃなくて、むしろその「愚かさ」や「脆弱さ」ゆえにひとを傷つけまくるというのも多分すごく、ゲンジツに多い
こういうめんどくさい、身も蓋もないことを息絶え絶えになりながら書くのがじぶんのシゴトだとおもってるんですけど、書くのしんどいです(泣き言)
とはいえ、読者様はそういうイタイ恥ずかしいはなしをただただ楽しんでいただければうれしいですv
ではでは、おったのしみに~♪