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『歓びの野は死の色す』つれづれのことを語る

おはなしでは黒死病の猛威が続いてますが、
爵位とか王様についての、またわたしのぼんやり話を
幼稚園くらいまで王様がいちばん偉い、爵位はその順番どおりにエライって単純におもってたので(絶対王政の悪影響といってみるw)、小学生くらいでちょっと難しい本を読むと、あ、待て、どっちが「偉い」のかは歴史的な背景があるのかってことがようやくわかるようになります(武力や領土の問題じゃないところでのはなし)
中世ヨーロッパ史というのを小学生がどこまで理解できているのかという問題はさておき、
たとえばパリ伯はフランス王であるけれど、パリのほうが南に比べて偉くない時代があったということへの想像や理解が及ぶようになるのがどうにか十歳をこえたくらいで(フランスという国の歴史的な流れがワカラナイとそのへんぴんとこないですよね)、つまり家にあったタイムライフ社の人間世界史を読んでなんとなくやっとそのへんがわかったのでした、というか、わたしの歴史的な基礎知識はすべてあそこで覚えたので(小学生の記憶力なので意外にツカエルw)、
(というか、エライえらくないって、どういう基準だってはなしもあるんですが、そこを言いはじめると大変なことになりますな)
よって、
エリゼ公国が舞台なのに、ヴジョー伯爵のほうが「偉い」っていう妙なはなし(しかしかなり現実的ではある)を書いてしまうというのが、じぶんらしさかなあ、と

中学生くらいのわたしの憧れの職業は「紋章官」でした
ちなみに、貴族になるならもちろん「伝説付の帯剣貴族(たとえばリュジャニャン家)」だろ! といつも思ってましたw ジャン・ジュネと心情が似てて笑えますw(オチはここっすよv)