id:florentine
展覧会のことを語る

ラファエロ展
http://raffaello2013.com/
展示品PDF
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2013raffaello_list.pdf

メインとなるほとんどの作品みてたのですが、ルネサンスおたくを名乗るものとして、ルネサンス三大天才のひとりラファエロの絵は機会があったら絶対に見逃してはならぬ、という根性でみてきましたw チョー待ったしチョー混んでた
こんかいのわたしのもっとも見たかった絵はライモンディだったりしたのですが、例の、マネの『草上の昼餐』で真似されてる作品です
ラファエロ受容にはライモンディの版画の影響が大きくて、今回わりとまとまった量がみられてよかったです
そして、レオ様の肖像画についての講演会を聴いたすぐあとに見たので、あーラファは若くして死んじゃったんだよなあ、てのがこう、しみじみと伝わりました 
レオナルデスキ(レオ様の追随者)は本人の思想の深さがともなわないがゆえにレオ様のもつ妙な加減が前面に押し出るけど(て、こないだの講演された先生もいってて、わたし内心で首たてにふりまくった)、ラファエロにはそうした思想がどうにも足らなくて個人的にはどうしても面白みにかける、というおもいを強くしたり
けどだからこそ、万人に愛されるんだな、てこととかも感じたし
手はものすごく動いてるしバランス感覚も優れてる(とはいえ、素描自体にキラキラ眩しいような才気がどれにも溢れてる、てはわたしは感じなかった こう、何みても美しくてどうしたらいいの!? ていう素描家とはおもわない ただし、手にしろなんにしろ瑕がない チョット気になるとおもう箇所があったとして、ひどくおかしくはないんだよなあ、あれはスゴイことだ、そう、それは凄いことなんですよ! 好きじゃないけどスゴイとはおもってるの、うん)
なんか、化ける前に死んじゃったんだな、このひと
ていう感じがしました

あ、こんかいツボったのは、ジュリオ・ロマーノといっしょの絵で、なんか、妙にいんびなふうだったので、おすすめ☆