何報
とりあえず初稿というか第二稿というかは終わったのだけど、原稿用紙2枚分多くなってしまった。つまり52枚、まあ30~50枚で大谷津さんが32枚と呟いてらしたからだいじょうぶかとはおもうが(をいw)。
30枚と50枚の感覚はもうだいぶ自分のものになった。
あと、これも三人称です。こちらはまだ慣れないかなあ。
時代は現代になっちゃった、資料を読み込めなかったので仕方ない(近代史に無知なのでなあ、生きてる人間がいるから下手なこと書けないんだよねえ)。
長いこと説明してこなかった「夢使い」について、まるで暴露するような勢いでガリガリ書いたw
まあ、「世界」に生きてる夢使いだから、「視界」の黒髪君たちとはもちろん違うイキモノなんですが。
『視界樹物語』で出てくる「お桑様」という人物(役職)と、機織りと「爪紅」の儀式へとこれで繋がりやすくなる(じぶんのなかで語句と現象が滑らかに連なっていくかどうか、という意味で。絵面だけでも駄目なんだよね)、というのはあったのでスッキリしたかなあ。
夢使いのはなしを書いてからずっと、これ以上「探偵物」というか、「事件解決シチュ」を美味しく使えるキャラ設定具合もないのに、わたしは何故、じぶんのことで手一杯な主役(黒髪君だ!!!w)を描いてしまっているんだという葛藤があって、いや、わたしが自分のことで手一杯だからでしょうけど!!!w
あとあれだよね、英雄神話そのもので、親いない捨て子シチュ、辺境から都会へ、しかも実はものすごい潜在能力あり(影王までいる設定だしなw)、ていう立身出世の王道たる教養小説になっちまったので、ていうかワカッテテしたんだけど、思っていた以上にそこを遵守するしかなくなったから、脇道へそれて他人を救うみたいな方向へちらとも持っていけなかった悔恨があって。
(うささんにも、「作り話なんだから主人公である黒髪君が恋人である茶髪君の窮地を救ったり、さらにはふたりで地球の窮地を救ったりしてもいいのに」て書かれたしなwww ほんとだよ、ほんとだよー!w)
今回ようやく、本来のお役目的なことが果たせそうな人物を書けたので、よかったです。
名を、「大桑糺(おおくわただし)」さんといいます。養蚕教師で夢使いです。
どうぞよしなに。