花酔い
https://i.crunchers.jp/data/work/3731
「短編・異世界SFファンタジー。
この数年、地において最も歴史の古い《雨》の王国では視界樹の枝葉が落ち、蒼弓に点々と闇が見え、天が落ちてくるのではとみなが不安を覚えていた。雨の都に住む厩番の葉（よう）はちまたで流行る御百度参りを嫌っている。耳飾りをお社の鳥門の下に埋めて百度を踏むとどんな願いでも叶うという。幼馴染の織枝も百度を踏んだと聞いて驚いていると、彼はウテナのことを願うのかと尋ねられて……」

『夢のように、おりてくるもの』とちがって、こちらの視界樹は目に見えるものになっています。そして、あちらはコンビニが舞台の現代物でもありますが、こちらは今のところ和風異世界SFファンタジーといった趣で、七五三みたいな親木式（おやぎしき）とか、〈おつかいもの〉という空飛ぶ錦鯉とかが出てきます。

クランチマガジンさんで先行連載しています。
いちおう今年いっぱいは自サイト他で掲載する予定はありませんので、読みに来ていただけたら嬉しいです。
文学フリマで発行したコピー本に大幅な改稿がありますので、もしもお持ちの方はそれと読み比べしていただくと面白いかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。