id:florentine
『歓びの野は死の色す』つれづれのことを語る

本を読むデモクラシー
“読者大衆”の出現
http://www.tousuishobou.com/sekaishinokagami/503-9.htm
西欧の19世紀は、活字メディアの世紀!
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19世紀、活字メディアの世紀にフランスで本や新聞を読む大衆が出現。
この読書のデモクラシーの成立を、同時代の日本-江戸時代との比較も含め幾つかの主題をめぐり論じた、最新の“読書の社会史”
【主要目次】
はじめに
第一章 飛躍的に高まる識字率
       男女の逆転現象
第二章 「読書室」というインフラ
       貸本屋、読書室
       パリにおける読書室の分布
       学生行きつけの「ブロスの文芸室」
       光熱費を浮かせること
       読書室の品揃え
    ☆ケーススタディ ―「ガリニャーニ書店」の場合
       ガリニャーニ、英語新聞を創刊する
       海賊版・パリガイド、そしてリヴォリ通りへの引っ越し
第三章 日本の貸本屋
        「継ぎ本」と「ご用聞き」
       写本も刊本も、貸本屋も版元も
       「かりて損のゆかさるもの」―馬琴と貸本について
       「お仲人」としての貸本屋から文明開化の時代へ
第四章  新旧交代―「新聞連載小説」「青本」「カナール」
       連載小説不適格者―バルザックの場合
       連載小説の王者デュマ、あるいはリサイクルについて
       消えていく「青本」 
       消えていく「瓦版(カナール)」
第五章 文学市場という「デモクラシー」
       市場の芸術家
       印税システムという、文学の「デモクラシー」
第六章 読書する女性という表象をめぐって
       読書室、管理人室
       読書における性差について
       読書という悪徳、「時間のない女性像」
おわりに代えて―「徴候」、そして「聞き書き」という可能性
       「神々は細部に宿るのか」
       「聞き書き」の可能性
あとがき
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今日はなんか、ほんとに19世紀のアタリ日ねw