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展覧会気になる展覧会メモのことを語る

 谷崎潤一郎(1886~1965)は1910年(明治43)、「刺青」「麒麟」などを発表。 その耽美的な作品で、自然主義が隆盛を極めていた当時の文壇に大きな衝撃を与えました。 以後、79歳で世を去るまで独自の文学を展開。「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」など、完璧に構築された物語は、日本のみならず海外でも多くの人びとを魅了しています。 谷崎の絢爛たる物語世界は、生の途上で出会った美を貪婪に味わう中で紡ぎ出されました。 特に、崇拝する女性たちから得たインスピレーションは、数々の名作の源となっています。 没後50年を記念して開催する本展では、先ごろ発表された、谷崎の〈永遠女性〉―妻・松子へあてた膨大な書簡などの新資料を中心に、芸術に生涯を捧げた文豪の足跡をたどります。

◇会  期 2015年(平成27年)4月4日(土)~5月24日(日)
休館日は月曜日(5月4日は開館)
◇開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
◇会  場 神奈川近代文学館展示室
http://www.kanabun.or.jp/te0174.html
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このころには杖持ちの身分じゃなくなっていたいがどうだろう。。。