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florentine(磯崎愛)のことを語る

IからSその他

体型やそのひとの雰囲気をのぞくと、
必ずしも、というわけでもないけれどカジュアル&モダンがI、
Sに近づくほど格があがるし古典的で、つまり「大きく」つくる。
ていうのは単純なはなしとしてある。
着物に限らず。
「盛る」がハレで、「削ぐ」がケ。
で、まちがって盛りすぎれば野暮だし、まちがって削ぎすぎたら貧相になるのはそういう道理。

着物でわかりやすくいうと、髪と帯と履物も「大きく」つくると礼装度が高い。
で、さらに「大きく大きく」作ると太夫になる。

Iモデルの代表は鳥居清長の描くスーパーモデルか!? ていう長身スレンダー美女たちかと思われる(ただし頭は大きくつくってるし裾も綺麗に引きずってる)、わたしは大好きなのだけど、あまり色っぽくはないw ひたすらモダンなかんじ。
Sモデルがざーっと浮世絵師を思い出してみてもやはり江戸好みはしゅっとしてるので見つからず(春信とかはロリ可愛いだが盛ってないw)、さかのぼって源氏物語絵巻にあるようなお姫様たちになっちゃうかなあ? あの「くるまれ」感、というのか。
江戸と京の違いは未だに根強く、というか地方ごとの好みはたぶんまだ残存してるはずだから(て、もうないかな、ないかもな)、
きものの持ち主の生まれ育った土地を探るのは面白いとおもう(つまり、呉服屋その他はうまくすると明治前から続いてたりするからそれがタイムカプセルになっている可能性はなくはない、まあ、もうないかもだけど)
(100年単位、または300年くらい続いてる会社がざらにあるのが呉服業界なはずだったのだけど、いまはもう、ない、ん、だろうなあ)