新しく公開しました。
疫病と政治 - 崇峻天皇は死んだ - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886612530/episodes/1177354054887807473
お暇なら読んでね。
今回の書き出し。
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他田王の第十四年二月、蘇我馬子大臣は病を称して朝廷を休んだ。何の病とも伝えなかったが、瘡の病が国々に流行している時のことだから、大臣もとうとうあの病魔に襲われたのだなと、誰もがなんとなく信じたのだった。二月二十四日、卜部に病気の原因を問うと、
「先考の時に祭りし仏の御心に祟れり」
という結果を得たとして、馬子は使者を立てて王に申し伝えた。仏を海に流したのが良くなかったというのである。そこで王は、大臣がもう死にそうなのだと考えて、最期の願いは叶えてやろうと、
「卜部の言によりて、前の大臣の祀りし仏に斎い祭れ」
と命じようとした。こんなことを快く思わないのは、やはり物部守屋大連である。白々しい奴、仮病に違いない、と守屋は思っている。
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今回の logoon 診断結果。
菊池寛先生に味方されています。しかしわたしは岡倉天心くんのことを心にくからず思っているわけだが、いつも一致しない方で一位になっているのだった。