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浦和レッズのことを語る

僕はどっちかと言うとフィンケ支持派ではなかった。
それでも退任の公式発表に接した時には涙が浮かんだ。
それはやっぱり、このチームが欠点(特に守備面で)を抱えながらもグッドチームだったからだと思う。

余りフロントを恨む程の気持ちはない。彼らは経営者で、タスクは経営を続けれるようにすることだ。
埼玉スタジアムの使用料はお安くなく、採算ラインは3万数千人入場だと聞いたことがある。
客が入らなければ経営は成り立たない。それは確かなことだ。
フィンケに思い入れを持っている客が少ない、と判断されたと言うことである。
思い入れと勝利がなければサポーターは付いて来ない、と判断されたと言うことでもある。

この退任劇はフロントの迷走と言う一面だけでは語れない。これは総体としての(個々のではなくサポーターを総体としてサポーターと捉えた時の)浦和サポーターの敗北でもある。
「我々」はゆっくりと進化するチームを進化していると見なせず我慢強く待つことができなかった。
総体として「我々」を捉えればそうなる。

フロント・会社に問題があるのは数々のリーク報道、「関係者は語る」と称してスポーツ紙に乗せられたネガティブ情報の数々、
レッズを「売ってる」輩が内部にいると言うことだ。しかも恐らくはクラブのための内部告発を気取って。