【ランニング部】
ある程度、家から距離をとってから、細い道を見つけて入って行く。
するとだいたい良い感じの迷いが出迎えてくれる。
ジャイアント馬場が寝転んだらつかえるくらいの細さだと多分当たりだ。
細い道は長くは続かずじきに二車線道路に出る。
するとそこは何度か車で通っててもおかしくないのにどこだかもう判らない。
こんな月の見えない夜だとなお良い。
そしてまた車がギリギリすれ違えるくらいの道に入る。
遠くに見えるキレイなマンションなどを目指して曲がりくねった道を行くのも方角を見失うには程好い。
電柱や店や団地に書かれた地名に心当たりがないと小躍りしたくなる。
別にそろそろ帰れるのか不安になってるわけではない。