折り畳んだ自転車のカバーに蠢くものが、と思ったら小さな蜘蛛。
ふと午後ローでやってた「MIST」を思い出してしまって淡い恐怖感。
「ん?糸が流れてる?」と思ったら、向かいの座席の少年の元につつーと渡って行ったので容赦なく根元を断ち切らせてもらった。
その後、この蜘蛛は少年の太ももから指で弾き飛ばされ、しばらくゴミの様に丸まってから気を取り直して隣の少女の足によじ登った末に少女の両足首に挟まれて転げ落ち、尚も悶絶していたが遂には動かなくなったのだった。
多分、二子玉川のホームで自転車を置いてる間によじ登ったのだと思うが、彼の運命的にすまないことをしたかもしれない。