まだ眠かったので、手をつないで目をつぶり、身を委ねて歩いてみました。
まぁ車も人通りもない道だしね。ちょっとパラリンピックみたいだった。
そう言えば、まだ祖父様が存命だった時分に散歩に付き合って川の土手を歩きながら祖父様の足音を頼りに目をつぶって歩いたことがあった。
今は自転車で走る土手道もあの頃はまだ舗装されてなかったということだな。
途中で「ねぇ、あの人ずっと目を閉じて歩いてるよ?」と言う声が聞こえたが、しばらく閉じたまま歩いてみた。祖父様はそれに気づいた気配はなかった。
かの人にその思い出を話したら「変態だね」との評をいただきました。そう思います。