声がきれいすぎて 人としてだめそう きみがくちにする
洞窟へつれられたカナリヤがいること おもいもせずに
きみのまわりだけすんだくうきのなかでずっといきをしてる
見えるものを放り捨て 見えないものを見ずに ころがっていく
ぼくはひとつずつひろっておく いつかなげつけるために
きみとあるいてると すきやきらいをたべる いきものになっていくよ
警告のなげきのかわりに こいのうたをうたってやれたなら
洞窟の中見えないまま 聞こえることばをおもしろがって
きみがそばへちかよってくるのをしっている
きっと
いきもつけないような きたいにまかれて じょうずにねむるよ