これ読んで昔のことを思い出しました。
もう何十年も前だけど、父が当時飼っていたシェパードを連れて散歩に出た時のこと。そのころは家の近くにもまだ山が多くて、そういうあまり人のいない場所に行くと紐を外して散歩をしてたらしいのです。犬は、歩いてる父を中心にして前に行ったり後ろに行ったり走り回って、父の3倍は歩いてるだろうというくらい楽しんで運動してたそうなのですが、ある日その山で野良犬の群れに出会い、うちの犬もその群れについて行ってしまって呼んでも戻らず。
探しても見つからずに、父は家に帰ってきて「どうしよう…」と困り果て、当時かかっていた獣医さんに相談したところ、はぐれた場所で待っていれば帰ってくるからと言われたそうです。
そこで、父が車でその近くまで行くと、走り疲れてヘトヘトになった犬が山の方から出てきて、車のドアを開けると疲労困憊の態で乗り込んできたということ。
実はそれまでその犬は車が大嫌いで、どうしても乗せることができなかったのに、その時はさすがにそんなことも言ってられなかったのでしょう。
それ以来、車の楽さがわかったのか、ドライブが大好きになりましたよ。
