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ばび id:babi123456…のことを語る

ある人がアニメか何かの企画で、手塚治虫と組んだときのエピソードで、手塚治虫が出したアイデアがとてもつまらない(ヒットしそうにない?)と思ったそうです。で、そのことを本人に伝えたら、手塚治虫は50本ぐらい矢継ぎ早にアイデアを披露し、その内の幾つかはとても素晴らしく思えたそうです。
僕はこのエピソードがとても好きで、目的のためには自分の意見を否定されても気にならなくなりました。(勝手に権力ゲームの立場に立たれての批判はとてもムカつくぜ!)

最近、お客さんに自分が直接は携わっていないシステム開発の失敗原因の分析を依頼されてやっているのだけれど、最も大きな問題の一つは、コミュニケーション不全で、問題を人に帰してしまうことや、自分の発言と異なる意見を、批判と受け取るということだったりする。
そうじゃないでしょ?お客さんとSIerって、立場は違えども開発を成功させるためのパートナーでしょ?問題は、人に帰すものじゃなくて、皆で取り組むべきものでしょ、Q.E.D.とか言いたいのだけれど、そんなことでわかる人達であれば、とっくにわかってくれているはずなので、どう表現して伝えたものか苦悩中。
「皆で一緒に幸せになろうよ」とか「問題を憎んで人を憎まず」とかってのは自分にはわかりやすい表現なのだけれど、こんなんじゃ絶対に伝わらない、どうも自分にとって暗黙知の領域なのでとても難しい。
冒頭のエピソードを話したら、伝わるのだろうか?いやいや、このエピソードって何人かに話したけれどウケが悪いんだよなぁ。とても素敵な話だと思うのに。