そして、ゆにくろ製品に身を包んだ老婆が現れた。 おもむろに牢の鍵を開ける。 「出な」 いぶかしげに三郎は彼女を見上げる。 「昨晩、アカウント停止を喰らったんだ。だから、もう、お前さんにさせることは何もない」