スタジアムに行く途中、対戦チームのファン達と同じ電車に乗り合わせるということはもちろん普通にある。
彼らが話していることは、自チームの状態であったり、対戦相手(清水のことだ)だったり、順位表のことだったりする。もちろん、サッカーとはまったく関係ないことを話していることも多い。
ある日、FC東京ファンと同じ電車に乗り合わせたのだった。一緒に乗っていた時間は10分ぐらいだったが、彼らは延々とスタグルのことを話していたのだった。何を食べるのか?どう手分けして入手するのか、10分の間、彼らはスタグルの話しかしなかったのだった。火花散るような打合せだった。
一体験をもって全体を語るのは愚かしいことだとは承知しているつもりなののだが、それでもこの一件の衝撃は重く、
FC東京ファン=本当に半端無く食い意地張っている
と畏敬の念をもって僕の脳みそに刻まれたのだった。