男は、仕事と家のしがらみと優柔不断からとある女性Aを自殺未遂に追い込んでしまい、償うためにAとの結婚を決意する。
それは心から愛している女性Bを諦めることを意味していた。
Bを諦めることを幼馴染兼腹心に告げる男。男の本心を知る腹心は執拗に撤回を求めるのだが男は頑なだった。
決意が固いことを悟った腹心は、本当にBを諦めるのであれば自分が彼女と付き合うと男に宣言する。
腹心が部屋を出ようとしていることに(Bが腹心に奪われることに)焦った男は、次の瞬間(何故か机の上に置いてあった)(剥き身の!)ナイフを取り上げ、腹心に投げつける(!)。ナイフは腹心の髪一房と首の皮一枚(!)を切り裂いて壁に突き刺さる。
男は自分のBへの気持ちが抑えきれないことを突きつけられたのだった。
そして男は家出した。