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サッカーのことを語る

キャプテンに就任すると一定の割合で、「キャプテンというキャラではないし、口下手なので、背中で引っ張って行きたいです」みたいなコメント出す人がいるイメージなんですけれど、そういう場合、謙遜もあるだろうし、実際に性格の問題もあるんだろうけれど、単に「言葉」というスキルを磨いていない場合というのも結構あるんじゃないのかなと、自分のプレーや監督の要求を言語化したり、他のプレイヤーに要求したりする経験が少ないんじゃないかななんてことを某降格クラブのファンはシーズン中(まだ終わってない)考えていました。

わかり易い例が食レポで、自分が食べる分には食べ物なんて「美味しい」「まずい」で事足りるわけで、一般人が食レポレポーターをやっても、何を伝えればいいのかわからないし、語彙は足りないしで、グダグダになって当たり前だと思います。伝えたい・整理したい・違いを明らかにしたいという必要・欲求があって、そしてそれを実現するためには言葉の力を磨く必要がでてきます。口下手っていうのはそういう努力を怠ってきた裏返しに感じたのです。

また他人に何かを要求すると責任が発生します。「お前、偉そうに言っているけれど、お前自身のプレーはどうなんだ?」ってなわけです。そう言えば海外のプレイヤー特有の表現で「責任を引き受ける準備はできている」っていうがよくありますね。

そんなことをつらつらと考えていると、「苦しい時には私の背中を見なさい」というのは恐ろしいほどの自負・決意を込めた言葉であり、そして伝えるということを必死に考えてきた人の言葉なんだろうなーなんて思い当たって、「澤兄貴かっけー」「結婚おめでとう」などなどと、ぼくはげんじつとうひをしていました、おしまい。