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広島東洋カープのことを語る

松本スカウトには、頭が上がりませぬ

  • 以下VICTORY記事より引用。改行は私(taisin0212)の任意で入れております--
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    11年のドラ2・菊池涼介の獲得は、担当の松本スカウトが自らのクビをかけてプレゼンした賜である。

    松本スカウトがはじめて菊池を目にしたのは、菊池が中京学院大3年のときのこと。
    当時は無名な存在だったが、ドラフト年になると他球団もマークするようになり、いわゆる隠し玉的なかたちでの指名が難しい状況になった。
    そこで松本スカウトは「外れ1位か、2位で」獲得を目指すも、いかんせん名の通っていない選手で171cmと小柄なことから、

    球団は当初、“下位指名なら…”という方針を打ち出す。

    しかし、前述の尾形スカウトが鈴木を獲得した時もそうであったように、なんとしても菊池を獲得したかった松本スカウトは
    「キクには走攻守3拍子ではなく、肩を含めた4拍子がある。活躍しなかったら責任を取る。それくらいの強い覚悟でプッシュ」して、
    オーナーや現場の首脳陣、そしてスカウト陣を“説得”し、2位指名を勝ち取ったのだ。

    14年のドラフトでは、ケガの影響もあって大学4年間で公式戦2試合にしか登板していない薮田和樹(当時、亜細亜大)を2位で指名。
    世間をあっと驚かせた…というよりも、“誰それ?”と首を傾げさせたサプライズ指名も、その陰に松本スカウトのプレゼンがあったのだ。
    そして薮田は3年目の今季、15勝3敗の成績で最高勝率のタイトルを獲得、CSファイナルステージでは“開幕投手”を務めて白星を挙げるなど、
    大ブレイクを果たした。
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