それから、元上司を先頭に立てて数人で海岸の後ろの集落に行ってみる。びっしりと家が立ち並んだ間の道は、人一人か二人がやっと通れるくらいの狭さで、曲がりくねったり分かれ道になったりしている。海岸から歩いてきたはずなのに、なぜか道は急な下り坂や階段ばかり。空を見上げると青空にパラグライダーが飛んでいるので、写真を撮ろうとしたら何だか写りが変。カメラの設定がおかしくなってるのでそれをやり直そうとするのに、どこをいじればよいかわからない。そうこうするうちに同行者たちは先へ行ってしまい見当たらなくなる。追いかけようにも道は狭いし曲がり角や分かれ道は多いし、完全に見失ってしまったので仕方なく私だけ元の海岸へ戻ろうとまた道を登り始める。何度も迷いながらやっとたどり着いた海岸では、魚市だったはずの露天市場が食べ物を売る店ばかりになっている。
店で売っている食べ物は、10センチ四方くらいの押し寿司みたいなごはんの上に中華風の炒め物を乗せたもので、そのあたりの名物になっているらしい。炒め物は2種類。どこの店も同じものだけど、店によって形や味が少しずつ違っている。何人もの人が露店の前に座ってそれを食べている。中には店の人も一緒に食べているところもあり、お客さんの食べているのの上にさらに炒め物を乗せてあげたりしている。
私も食べてみようかなと思ったけれど、このあと宿でごはんを食べるわけだし、と迷っているところで目が覚めた。
夢今日の夢のことを語る