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ふと思い出したことのことを語る

何年か前ご夫君をダーリンと呼んでいたネット仲間がいた
彼女は地方に住んでたので会うことはできないと思っていたけれど
彼女の妹さんが都内にすんでた関係で
年末だか正月だかにディズニーランドに遊びにきたことがあり
そのときあえた
とてもほがらかでおおらかなあたたかいひとだったが病気をかかえていた
ある時彼女が「運命のであいがまたある気がする」と書いてて
「ダーリンはどうすんの」と返信したら
「わからないけれど運命の赤い糸はまだある気がする」と笑っていた
わたしにはいわなかったが彼女は悩み事を抱えていてネット仲間に相談してた
そしてある日内田春菊さんのように買い物にいくふりをしてエプロンにつっかけサンダルといういでたちで上京してきた
携帯も解約し(新たな携帯を契約し)かわいがってた余命いくばくもない愛犬もおいて
そして妹さんの会社の寮に転がりこんだのだが
彼女の夫の友達が元刑事だとかで
居所をつきとめられてしまい
夫がわざわざ上京してきて寮を訪ねた
妹さんはそのとき仕事中だったので
居留守を使った彼女が
「今日は帰ってきちゃだめ」と妹さんにメールをして
妹さんは彼女のネット仲間の家にその日泊まった(面識はあったけど)
結局夫は諦めて帰ったけど長い期間を経て離婚が成立したあとも夫のご両親が彼女を訪ねてきてやり直してくれと頼んだり大変だったらしい
もともと彼女の実家と夫の実家は近いのだ
彼女は詳しい理由はわたしには話さなかったけどネット仲間からそれとなくきいていた
それからしばらくして留学経験のある彼女がアメリカに住んで働くというので送別会を開いた(もともとハンドルネームもホストファミリーがつけてくれたという英語名だった)
そのとき集まったネット仲間のなかには彼女が離婚をしたことも都内にすんでたことも働いてたことも米国移住も知らなかったひともおおく、みんなびっくりしてた
わたしとは早めにあい話をして病気の話をし応援してるからといってくれた彼女は「家はもう見つけてある」といってたのだが
次に帰国して再会したとき

現地のひとと再婚して義理の子もいた
詳細はわたしもネット仲間も知らないが
ああ彼女のいってた運命てこれかとそのとき思った
彼女は病気も治り元気になっていた
義理のお嬢さんともうまくやっているらしい
前夫と結婚していたから病だったのかはわからないが人生やり直しはきくんだなと思った