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甥、姪が可愛くて仕方ない独身者の会のことを語る

同居していた祖母が亡くなったとき
震災でうちに避難して約一年祖母と仲良く暮らしていた早生まれの姪はまだ言葉も片言の2歳で
死亡が確認された遺体に手も合わせたし通夜、葬式にも出たけれど何が何だかわからないだろうし祖母のことは覚えていないだろうと周りの大人は話していた
8歳だったおいは理解したらしく夜「みんな死んじゃうの何のために生きてるの」と母親(うちの妹)に泣いて尋ねたらしいが
ただ納棺後も通夜まで家にあった遺体が葬祭場に運ばれたあと
祖母の部屋のドアを開けた姪が
それまで遺体があったベッドをみて
「いない」
と私に言ったのは覚えている
それから約3年
5歳になった姪が妹に
「ひいばあ(姪は祖母をこう呼んでいた)はどこに行っちゃったの?」
と突然訊いたという
びっくりした妹は、いきなりだし、どう言っていいか考えあぐね
「遠くに行っちゃったのよ」
と答えたそうな
そうしたら夜、父(妹の夫)とお風呂に入った姪は
「ひいばあはね、遠くで冒険しているんだって」
と突然言い出したらしい
アニメ大好きな彼女の中では「遠くに行く=冒険」なんだろうな
妹は本当のことを話したほうがいいかとまた悩んでいるが、まだ理解できないだろうし、かわいいからそのままにしておけばといっておいた
わたしだって園児の時亡くなった祖父はいつかかえってくるような気がしていたし
母は小学一年生のときに祖母を亡くしたがよくわからなかったというし
しかし妹の夫もびっくりしたろうな…すまぬ