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悲しみのことを語る

研いだ米に水を足そうとして手元が狂い
乾かしていた湯呑み茶碗を割ってしまった
亡き祖母が老人会の旅行に行った際に買ってきてくれた、いかにも土産物っぽい地名入りの安物で気に入っているわけでもなかったけれど丈夫で十数年、使いつづけていた
祖母が亡くなって三年がたとうとしているけれど、これが手元にあったから、ずっと彼女がそばにいる気がしていた
三回忌も済ませたし、もう大丈夫でしょ…ってことかな