強姦を妄想して自慰をする人がいて、その層を狙って作られたポルノがある。
これがいわゆるレイプもの。
ポルノは扇情的に描いてなんぼなので強姦の実態を正確に描くことは重視されない。
暴力が官能として描かれ、強姦が暴力ではなくロマンスとして描かれることもある。
その表現を好んで消費する層がある。
一方甚だしい暴力表現を性行為の一種として官能的に表現することを好む層もある。
いずれも犯罪に対する脅威や厳罰に対する脅威も描かれない。被害実態も現実とは程遠い。
これは被害者感情を無視したものであり、人権侵害。この種のポルノを買い支え、市場に投資する人が多ければ強姦を装飾した物語は社会に及ぼす影響も大きい。
自慰を盛り上げる小道具はポルノに頼らず、ポルノ以外のフィクション、実際の犯罪記録、個人的な妄想がある。
だから強姦を妄想する人が必ずしもポルノを消費しているとは限らない。
性欲を刺激するものを制限する必要があるわけではない。
暴力や差別を性愛と結びつけて扇情的に描くものが問題。
官能の度合いは問題ではない。
とてもセクシーで官能的な着衣の女性と、殴り書きのレイプシーンでは後者に問題がある。
表現規制問題のことを語る