自衛手段を語ることが性暴力被害者を傷つけるというなら、女性専用車両やキラーコンドーム、防犯ブザーについて語ることも自粛しなければならない。
「痴漢被害を避ける方法として女性専用車両があるよ」
ということと、
「女は女性専用車両に乗らなかったら痴漢に遭うのは自己責任」
ということは全く違う。
自衛手段についての情報は積極的に公開しあって分かち合いたい。
わたしは車の助手席に乗らないとか、玄関のドアは開けずに話をするとか、ごくごく基本的なことを教わって、いわゆるデートレイプに遭うことがずいぶん減った。身近な人に微妙なラインでセクハラに遭うとき、きっぱり断る言葉を知って、こんな風に言えばいいんだ、と目から鱗だったこともある。とかく子どもはモノを知らない。
自衛手段について考える=悪、と考えるのはちょっと早とちりじゃないかしら。
悪意のない被害者落ち度論のことを語る