「足利事件のような、言語道断人権蹂躙、文明社会としてあるまじき取調べ法は”レアケース”で、大半の加害者は比較的気楽に取調べを受け、警察と馴れ合ったりしておってたいへん不愉快だ。
被害者は『そちらに落ち度があったのではないか、誤解ではないか』とセクハラまがいな取調べを受け、被害を訴えにくい現状なのに、痴漢被害を訴えることが男性への卑劣な攻撃でもあるかのように言われるなんて。この非対称性はなんだ!」
と、いう多面体さんのごく個人的なつぶやきにに対し、
「いや、あれは”レアケース”じゃあない。多くの冤罪被害者は被害者に負けず劣らず不当な目にあっているんだ、冤罪被害者が性犯罪被害者よりいい待遇を受けているかのような書き方はやめていただきたい」
と、Apemanさんは意見して、
「すべての取調べが足利事件のようだというのは現実離れしています。足利事件の詳細をご存知ですか。性犯罪者の嫌疑がかかった人たちがどれほど再犯を繰り返しているかご存知なんか。Apemanさんは知的障害者が関係した場合とおっしゃいましたがその場合どうなるかをご存知ですか。ここじゃなくてメールでって書きましたけど、なぜここでやるんですか」
と、多面体さんは切り替えし、
「知ってます、わかっています、でも”レアケース”っていう言い方は冤罪被害者のみなさんに失礼だ、訂正すべきだ、冤罪被害者を苦しめて楽しいですか」
と、Apemanさんは食い下がっていた。
「具体的に何を知っているか教えてください」
「いや、とにかく知ってます、分かってます」。
もうヤダ状態の多面体さんを見た外野から「もうヤメレ、嫌がってるべよ」と言われてもApemanさんは「だって俺まちがってねーし」といい続けていた。
と、わたしは思いました。
それで、足利事件のような取調べが、比較的軽微な犯罪とされる痴漢の場合も一般的に行われているのか、というのが本来の争点ではないかと思います。
実際足利事件なみの取調べがデフォルトなら”レアケース”っていうのは嘘だし、あそこまで酷くはないけどやっぱりそうとう嫌な目に遭っているということなら、やはり足利事件はある意味で”レアケース”といえると思います。
表に出ないだけで酷い目にあっている人が大勢いるかもしれない、だからそういう言葉を使って欲しくない、というのは個人の感想、願望です。でも「レアケースという言葉を使っている以上冤罪被害者は全員好待遇でよしよししてもらえると言っているも同然、だからやめろ」というのは論理的ではないし、押し付けだと思います。
Apemanさんは多面体さんを断罪したり動機を勘ぐったりする前に、多面体さんからの質問に誠実答える必要があったんじゃないかなとわたしは思いました。
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