知人の男性に車で家まで送ってもらったのですが、見知らぬ白いコンソールに
「今日は違う車なんですか?」
と聞くももにょっとした返事しかなく、車を降りようとしたら手を握られる。
おっかなくなって挨拶もろくにせず降りる。
玄関前に見たことのない子ども用自転車が止っている。
すぐそばにTAKARAの魔女っ子ステッキのような天狗の顔がついた棒がある。
「何これ」と重いながらステッキを自転車の籠にいれ、「魔除け」とぼんやり思う。
家に入ってドアを閉めた瞬間、ドアの下から動物の手が攻撃的に出てくる。
挟んだ!という気持ちと、危なかった!という気持ちで下を見る。
網戸になった通風口の向こうに白い犬と黒い犬がいる。
二匹は吠え、唸り声を上げ、ドアにアタックしまくっている。
その隣に黒い革手袋をした男の手がある。
体を起こすとドアスコープの辺りにのぞき窓があり、残忍そうな知らない男がいる。
家に入る瞬間を狙って襲いかかろうと、犬を連れて待ち伏せしていた様子。
ドアは簡単に破れそうに思え、背後のサッシは簡単に割れそうに思える。
家の中には自分一人きり。
目が覚めたら丑三つ時で、怖くてトイレに行けませんでした。
夢のことを語る