建築家による避難所の間仕切り支援。
日経新聞 3/25 「善意の積み重ね」坂 繁 (建築家)
- ------- 今回、私たちは避難所で暮す被災者のプライバシーを確保するための「簡易間仕切りシステム」を提供することにした。長さ2㍍の紙管でフレームを組み立て、布をカーテンのようにつるすというものだ。(中略)初めは紙のボードで壁を作る囲いを試作した。ところが新潟県中越地震などの避難所でこんな声が上がった。昼間は周囲の人たちと顔を合わせていたい。数台しかないテレビのニュースをどこからでも見られるようにしてほしい。そこで日中はカーテンを開いて、就寝時にカーテンを閉められるように工夫した。(中略)来週中には23家族分を搬入する。親しくしている山形の工務店を拠点にして、さらに北部の被災地にも間仕切りを届けたい。
- --------- 15年以上各地の被災地支援を継続してきたノウハウを活かした作りなのだそう。
04年スマトラ、新潟、05年福岡、08年中国四川、09年イタリア、10年ハイチとあらためて読むと災害って世界規模では毎年のようにあるのね。