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小さな幸せのことを語る

しゅーんとしながら玄関掃除をしながら腰掛をどかしたところ、いつも定期巡回してくださるヤモリ警備員さんとばったり出くわした。警備員さんはつぶらな瞳であわてふためいておられた。「まあまあ、驚かせてごめんなさい」「警備員さんはお一人住まいなのかしら。お食事は足りていらっしゃるのかしら」と警備員さんの身を案じていたら、しばし自分の憂いを忘れた。