新婦の実家に夕食に招かれた。
法関係の公職に就いているという若者が隣にぴったり座って英語で話しかけてきた。
「この家に外国人が来るのは初めてだ。日本の文化は興味深い」
「へえ。そう」
「あなたは日本の漫画が好きか」
「もちろん」
「あなたは~を知っているか」
「~?」
「ア・・チ・・ルー」
「あちる?」
「ノノノ、ダ・チール?」
「・・・あだち充?」
「ん!?」
「ああ、あだち充か、”タッチ”」
「yes,yes」
「”みゆき”・・・」
「OH!!!!!! MI YU KI!!!! MIYUKI!!!!」
なんかえらく感激されてめっちゃ握手された。
「ごめん、ちゃんと読んでない」って言えなかった。