そして先週のこと。
寝室にしている和室の障子は一部雪見障子のようにガラスが入っている。
この雪見障子部分が片方だけ、よく5㎝ほど開いている。
障子に手をかけるつもりが雪見障子に手をかけてしまって開けているのかなと思っていた。
なんとなく気になるのでその都度閉めておくけれど、気が付くとまた開いている。
朝にもちおを見送って、一人で部屋に戻ってきたらまた障子のガラス部分から部屋が見えていた。
ハイク魂で画像を取ってコメントと共にハイクに上げようかと一瞬考えたけれど
もちおが出がけに寝ぼけて障子の取っ手と雪見障子を間違えたのかもしれないと思った。
一人きりで障子を閉めて「これで次に開いてたら今度こそオカルトだ」と思った。
数時間後、和室を出ようと障子に手をかけると、雪見障子はいつものように5㎝ほど開いていた。
ガラスの向こうに庭が見えていた。
ううむ、と思って障子を閉めた。
帰り際に荷物をまとめて庭から和室を見ると、やはり雪見障子が開いていた。
誰もいない部屋が見えた。外が見たいのか。中が見たいのか。
雪見障子は中からしか開かないのだから、外を見たいのか。外へ出たいのか。
じゃあ一緒に部屋の中にいるのか。