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人生がときめく片付けの魔法のことを語る

ときめきお片付け2も買って読んだ。

片づけてすっきりすることは最終的な目的ではなく
ときめくお部屋に住んで満ち足りて暮らすということがより強調されていた。
死蔵させていたときめき品を活用してうきうきしている実例がたくさん出ていた。
とにかく捨ててモノを減らしてすっきりするのが目的じゃないということ。

わたしもこんまり式を試した後では「役に立ちそう」より「あって心底しあわせ」を目安にするようになった。
かわいいだけ美しいだけの物を買っても自分を責めることがなくなった。
反対にあったら便利そうなものはなしで済ますようになった。
思い入れの浅いもののために処分の苦労をする気になれないから。

こんまり式片づけを通して「実用性がありそう」と手に入れたけど実はそれほどすきじゃないものを
ずいぶんいろいろ場所ふさぎに死蔵させてきたことを、実感できた。
モノを手に入れるのはモノを手放すよりずっと簡単だ。

かつて大好きだったもの、すごく便利だったものも過去の栄光のままたくさん持っていた。
用が済んだのに、もてなしもせず相手にもせず引き止めているお客さんみたいに。
手放すときは「あんたはもう用済みよ」と言っているみたいで胸がいたんだけど、実際用済みだった。
ありがとうございました、お世話になりました、ということだった。

大好きだったもののことはときどき思い出して「ああ、もうないんだ」と思うことがある。
卒業した学校の教室や、昔飼っていた犬猫を思い出すような切ない気持ちになる。
ありがとうと思う。自分が生きている間に自分の手で処分できてよかったと思う。