自宅療養中の祖父が「散髪に行きたい」というので、一ヵ月半ぶりに階段を下り、馴染みの床屋へ付き添った。
小一時間ほどで無事さっぱりして帰宅すると、玄関先に阿修羅のごとく怒りに燃えた父が。
「どこ行ってたんだ!年寄りが死ぬ時間なんだぞ!」
「床屋さんへ行ってたの」
「床屋?!」
そこから始まる玄関先の修羅場。
殴られこそしなかったがものすごいどやされた。よその子どもを無断で他県へ連れ去ったくらいの勢い。
そんなに心配なら年に一度ぐらい自分から祖父の部屋へ顔を出したらどうか。
自宅療養中の祖父が「散髪に行きたい」というので、一ヵ月半ぶりに階段を下り、馴染みの床屋へ付き添った。
小一時間ほどで無事さっぱりして帰宅すると、玄関先に阿修羅のごとく怒りに燃えた父が。
「どこ行ってたんだ!年寄りが死ぬ時間なんだぞ!」
「床屋さんへ行ってたの」
「床屋?!」
そこから始まる玄関先の修羅場。
殴られこそしなかったがものすごいどやされた。よその子どもを無断で他県へ連れ去ったくらいの勢い。
そんなに心配なら年に一度ぐらい自分から祖父の部屋へ顔を出したらどうか。