寒冷地にはGがいませんが、カマドウマという虫がいましてね。
姿かたちはブラックタイガーにバッタの足とGの触覚を付けたように見えます。
さて、Gは基本頭のついてる方向に向かって進みますよね?
でもこのカマドウマは四方八方にびょーんと飛び跳ねるんですよ。
Gが歩ならカマドウマは金。隅っこに追い詰めて前方を塞いだってダメです。
こいつを「倒しがたい敵」と読んだ北の大地出身の知人は、輪ゴムと厚紙を常に手が届くところに装備して、見つけ次第簡易ゴム銃で狙い撃っていると言っていました。
わたしも八ヶ岳山麓でこいつと戦っていたころがありました。
わたしの武器はカマンベールチーズの空き缶と下敷き。
これを上からぽこっと落下させて捕獲し、下敷きを差し入れて捕まえるわけです。
しかし白樺の木立に囲まれた職場の雇い主の別荘に行ったときは、ヤツが風呂桶の底面いっぱいびょんびょん跳ねてましてね、熱湯シャワーを上からかけて排水溝から流すという作業を連日やりました。
あのときは業務時間外なのに使用人みたく奥さまに使われて、戸袋に巣を作っていた蜂の死骸を山盛り掃除機で吸ったりもしました。
そんなわけで、南の島での暮らしに憧れるとき、わたしが真っ先に考えるのは巨大化したGとの戦いです。リゾートは虫にとってもリゾート。この原則を忘れてはいけません。以上です。
はてなハイカーさん、なんでもいいから教えて!のことを語る